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淡路島で文化の旅神話と暮らしに感じる 1 日|伊弉諾神宮と「きみ乃家」で感じる、日本の心

淡路島といえば、海に囲まれた開放的な島というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
けれど、島の中心部に足を延ばすと、そこには日本のはじまりにまつわる神話や、受け継がれてきた文化、温かな手仕事に出会える静かな風景が広がっています。

今回は、そんな“もうひとつの淡路島”の魅力をめぐる、1 日文化旅をご提案します。 旅の舞台は、国生み神話ゆかりの「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」と、和モダンな一棟貸し宿「きみ乃家」。忙しい日常を離れて、心と身体に優しい時間を過ごしてみませんか?

10:00 淡路島の原点へ|伊弉諾神宮で神話に触れる

旅の始まりは、日本最古の神社のひとつ「伊弉諾神宮」。
国生みの神・伊弉諾尊と伊弉冉尊を祀り、日本神話のはじまりを今に伝える神聖な場所です。

境内に入ると、空気がふっと変わる感覚。大きな御神木や凛とした神門に見守られながら、静かに歩く時間は、まさに心のリセットそのもの。
手を合わせ、深呼吸するだけで、内側から整っていくような感覚に包まれます。

11:30 やさしい食を楽しむ|kimi cafe でランチタイム

伊弉諾神宮から徒歩約 5 分、「きみ乃家」に併設された kimi cafe へ。こちらは、発酵をテーマにした心と身体にやさしいランチを楽しめる、知る人ぞ知るカフェです。素材の旨みを生かしたメニューは、淡路島の豊かな食文化を感じられる内容で、気負わずほっとできる味わい。落ち着いた和モダンの空間と丁寧な接客も相まって、ついつい時間を忘れてしまいそうです。

13:00 “日常に寄り添うアート”と出会う|Carrat…⁺(カラットプラス)でお土産探し

ランチを終えたら、すぐ隣にあるセレクトショップ「Carrat…⁺(カラットプラス)」へ。 carrat…+は淡路島の美味しいモノと素敵なアイテムを集めたセレクトショップで、淡路島で作られた、世界で 1 つだけのこだわりアイテムを取り揃えています。

どれも“ひとつだけ”の表情を持っていて、旅の記憶をそっと閉じ込めたような品ばかり。 大切な人への贈り物にも、自分自身のご褒美にもぴったりです。

※ 所在地:兵庫県淡路市多賀 732-1(10~16 時 不定休)
※ 最新情報は公式サイトをご確認ください。

14:00 猫と和紙と静寂|中浜稔猫美術館で過ごす午後

少し足を伸ばして、「中浜稔猫美術館」へ。きみ乃家から車で約12 分の場所にあるこの美術館は、淡路島出身の版画家・中浜稔氏の作品を展示する世界で初めての猫・ねこ・ネコの美術館です。

館内には、たくさんの猫の版画作品が展示され、どこかユーモラスで温かい世界観に心癒されます。
自然に囲まれた静かなロケーションで、日本的な“余白の美”や和紙の風合いをじっくり味わうことができます。

※ 所在地:兵庫県淡路市長澤 727
※ アクセス:きみ乃家から車で約12 分(約 5km)/入館料:一般 500 円/水・木曜休
※ 最新情報は公式サイトをご確認ください。

16:00 日常を離れて、深く休む|きみ乃家に宿泊

文化をめぐる1 日を終えたら、「きみ乃家」で静かな夜を。
和モダンなデザインが魅力の一棟貸し宿で、木のぬくもりとやわらかな光に包まれる空間が迎えてくれます。設備は整いつつも、派手すぎない設えが心地よく、日常の延長線にあるような安心感。 地元スーパーで調達した食材で簡単な夕食を作り、庭の景色を眺めながら過ごすひとときは、まさに“自分を取り戻す”時間です。

まとめ|海だけじゃない、もうひとつの淡路島へ

リゾート地のようなイメージが強い淡路島ですが、その中心部には「神話」「食」「暮らし」「手仕事」——日本の心が静かに息づいています。観光地をめぐるにぎやかな旅も楽しいけれど、たまには、文化をそっと感じる淡路島の時間を過ごしてみませんか?

伊弉諾神宮の神聖な空気、やさしい食事と器、作り手の想いがこもったクラフト、美術館での静けさ。
そして「きみ乃家」で迎える夜が、あなたにとってかけがえのない旅の 1 ページになりますように。

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